vol.02 渡辺元佳:リユースアート動物園 〜 Dream Ticket Cup の子ども達とともに 〜
2011.06.07
- 【実施日】
- 2011年6月7日(火) 10:00〜12:00
- 【参加者】
- Dream Ticket Cup がサッカー日本代表戦に招待した宮城県名取市の小学生11名
- 【場 所】
- 横浜ベイシェラトン・ホテル&タワーズ、フロント階ラウンジ
(神奈川県横浜市西区北幸1-3-23)
- 【主 催】
- Dream Ticket Cup + 一時画伯
- 【企画・運営】
- 一時画伯推進委員会
- 【趣 旨】
- 不要になったスポーツ用品を一定のテーマに沿ってアート作品に作り変える小学生を対象としたプログラム。不要になった普段みなれている遊具やスポーツ用品をつかって、見たことのないような生き物をつくりアート作品につくりかえるプログラム。想像力をもちいることの楽しさに触れる。また、普段はあまりすることがない立体物を制作する機会となる。
- 【ルール】
- ・モチーフは動物(絶滅したものや空想の動物でも OK )。
・見る人に動物の気持ちが伝わるような表情をつけること。
・必ず素材にスポーツ用品を入れること(使い方は自由)。
- 【担当アーティスト】
- 渡辺 元佳(わたなべ もとか)
1981年北海道生まれ。2006年武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒業。図画工作が得意で、身の回りにある素材を使った立体作品を制作し、日常の中で寄り身近にアートを感じてもらえればと考え活動している。主に東京で活動、故郷北海道でも毎年展示。「多摩川アートライン」でのパブリックアート、個展、グループ展など幅広く活躍中。2004年、第7回エネルギー賞展 “最優秀 賞” 東京電力TEPCO銀座館(東京)、2006年、GEISAI #10 “スカウト賞”(電通、smart、ステディスタディ、BUILDING 4社)受賞。http://www.motoka-w.com
【REPORT】vol.02 渡辺元佳:リユースアート動物園
2011.06.07
【written by フナコシ(一時画伯事務局長)】
こんにちは!
実は、一昨日の火曜、一時画伯vol.2を開催することが出来ました!!
今回は、東北で被災したプロサッカー選手を夢見る子供達を、応援しよう!という
「Dream Ticket Cup」の方々からのお声がけがあり、急遽開催決定したのです!
※「Dream Ticket Cup」は、フットサル大会に参加し、みんなで楽しんだ結果、その参加費が当日使用したフットサルコートの面積分の地雷原除去に使われるという活動をしている「Globe Project」http://globe-project.jp/のプロジェクトのひとつです。コチラも要チェック。
今回は、Dream Ticket Projectのメンバーに引率され、キリンカップ「日本代表 vs チェコ代表」の試合は宮城県名取市から観に来た11名のかわいいKIDS達を対象に、彼らが宿泊していた横浜のシェラトンホテル様に場所を提供していただき実現致しました。
私達「一時画伯」メンバーも、参加者は全員男の子たちで、しかも、やんちゃな(ハズの)サッカー少年達にアートを楽しんでもらえるには、どんなアーティストにどのようなワークショップをしてもらうのがいいのかしら?と考え、白羽の矢がたったのは……。
「一時画伯」メンバーで宮城・福島に訪問したときにも一緒だった、彫刻家・渡辺元佳くん。急な要請にもかかわらず、OKしてくれた彼が今回やってくれたWSは、「いらなくなったスポーツ用品をつかって、生き物をつくろう!」というもの。
元佳くんが中心となって、一時画伯発起人・流 麻二果、はもちろん、自身もお子さんも大のサッカー好き(しかもplayする方も)の彫刻家・関口潤子さんもサポートしてくれました。
関口さんのサッカーコミュニティーでかなりの数のボールを集めることができ、
材料を提供して下さった方々にはこの場で御礼を申し上げます。
本当にありがとうございました!
↑集まったボールや材料達
WSですが…
最初は少し緊張した面持ちのサッカー少年達11名でしたが、材料を触り始めると、どんどん自由な発想が。。。
「これ(スケボー)切ってください~」
「このボールの、この部分、切り抜いて~」
「あ、テニス・ラケット! この周りの柄の部分を使いたい!」
「これとこれをくっつけて~」
あれよ、あれよという間に、あっという間にたくさんの作品(一人2作品作れた子供たちがたくさん!)が
でき、賑やかなホテルのラウンジとなりました。
制作している時の彼らの表情は、まさに真剣そのもの。
彼らが夢を追い続けられるように応援するプロジェクトなのに、その表情に、われわれ大人のほうが勇気づけられました。
それぞれいろんな思いを抱えているであろう彼らが、こうして私達の前で、アートに触れ楽しんでくれたその光景を、忘れることができません。子供の純粋さと繊細さ、そして力強さを感じる時間でした。
WSの後のお話をきいたら、動物園→サッカースタジアム→夜行バスで宮城へ…
とのことでした。
しかし、やはりサッカー観戦後もテンション高かったようで(試合結果は残念でしたが)選手たちの姿を心に焼き付けてきたようです。
vol.01や「絵を描く」こと、今回は「立体をつくる」こと。
私達、一時画伯にとってもWSの新たな展開ができ、前進できたかと思います。
さてさて、また次のWSに向けて、準備するぞーーーー!
みなさま、今後ともよろしくお願い致します。
一時画伯 舟越奈都子
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