【REPORT】vol.13 渡辺元佳:みんなで カラフル カキ・ランタン&キャンドルをつくろう!|ワークショップ贈りませんかプロジェクト vol.02 & 03|
2012.10.29
一時画伯の東日本大震災復興支援プロジェクトのひとつ「ワークショップ贈りませんか」プロジェクト。
東北3県に、一時画伯のワークショップを贈ろうという企画で(詳細はコチラ)、第一弾に引き続き、彫刻家・渡辺元佳さんによるワークショップです。
今回は、これまでたくさんのサポートをいただいているドイツ銀行グループさん主催のイベント、「ドイツ × 石巻 秋の味覚祭2012」の1コンテンツとして参加しました。開催場所は、石巻にある「株式会社ヤマトミ」さんの工場敷地。海のそばにある、水産加工卸などの会社です。
私たちが行ったワークショップは、宮城の三陸名物のひとつでもある、牡蠣をモチーフとしたプログラム2本。アーティストによる、紙でできた牡蠣殻でランタン + 本物の石巻の牡蠣殻をつかってキャンドルをつくります。
カキ・ランタンにはLEDの光が灯され、紡ぎあわせて、女川町営の観光物産施設マリンパル女川さんに寄贈します。
カキ・キャンドルにはアロマオイルを注ぎ入れて、ワークショップに参加した皆さんがご家庭で楽しめるようお持ち帰りいただきました。
ワークショップ前日はまずマリンパル女川さんを訪問。カキ・ランタンの設置場所を検討しつつ、昼食をいただきました。美味しい海の幸のBBQ、ご馳走さまでした。石巻へ移動し、翌日の会場となる、ヤマトミさんにもご挨拶。当日のブースの設置場所や段取りを確認させていただきました。
さてワークショップ当日。台風接近中で天候が心配されましたが穏やかな空の下、ワークショップのスタートになりました!
まずはカキ・ランタンから。紙でできた牡蠣殻から、自分の好きな形のものを選びます。使いたい色の絵の具を選ぶ眼差しも真剣そのもの。自分の道具を手に取ると、ぐっと気持ちが高まるんでしょうね。
お父さんと一緒に。でも自分の作品に夢中。
担当アーティストの渡辺元佳さん(いちばん奥の席)も子どもたちの輪の中に加わります!
筆を持つ手に元気がありました!
ほんとにたくさんの子達に来てもらいましたし、1枚だけじゃなく何枚も何枚も描いてくれた子の多いこと!ありがとうございます!
それと今回のドイツ銀行グループさん主催のイベントは、地元の皆さんのためのイベントでしたから、一時画伯のブースにもお子さん連れだけでなく色々な方々にご参加いただきましたよ。
最初はワークショップって何かしらと若干怪訝そうにされてた皆さんも、作品が仕上がる頃には満面の笑みを浮かべてくださいました。嬉しいですね。
担当アーティスト、渡辺元佳さん(中央)と一緒に!
続いてカキ・キャンドルです。こちらはロウを溶かすのに火を使いますので、一時画伯の「贈りませんか?プロジェクト」に冬、登場していただく佐原和人さんがずっと注意深く対応してくださいました。
溶かしたロウを牡蠣殻に流しこんで、割り箸に芯棒を挟んでロウに垂らします。
固まるのを待って、割り箸を外せば、カキ・キャンドルに!
皆さん、ご家庭でキャンドルの灯りを楽しめたでしょうか。
当日は、「ドイツ × 石巻 秋の味覚祭2012」全体では数百人、石巻近隣の皆さんが集まっておられ、ランタンは子ども 50名、おとな20名、キャンドルは子ども30名、大人10名と、大変多くの方々にご参加いただきました。ありがとうございました。イベント自体も大盛り上がりでしたよ。秋の味覚祭の名にふさわしく、マグロの解体ショー、豚の丸焼き、ドイツビールにソーセージ、皆さんの顔も綻んでました。
ワークショップはこれにて終了、なんですが、一時画伯メンバーは皆さんに描いていただいたカキ・ランタンを携えて、マリンパル女川さんにセッティングに向かいます。
皆さんに作っていただいたカキ・ランタンをレンタカーの荷台に慎重に詰めて、ヤマトミさんを出発します。ドイツ銀行グループの皆さんとはこちらでお別れ。お世話になりました!
入り口の天井に、ながーく繋げたカキ・ランタンを往復させてデコレート。
青色のLEDがゆるやかに点滅して彩ります。
最後はマリンパル女川の皆さんと渡辺さん(前列・左)、佐原さん(後列・左)でパチリ。
今回の開催に際し、お声がけいただき、現場との調整からWSスタッフとしての参加、支援金のご協力をいただいたドイツ銀行グループさま、
東京から同行してくださったスタッフ、宮城で関わらせていただいた方々、そしてご協力して下さったすべての方々、
参加者の皆様に改めて感謝申し上げます。
ありがとうございました!
このワークショップの写真は、facebookの一時画伯ページまたは当サイトのフォトギャラリーページから見ることができます。
ぜひご覧ください。