【REPORT】アーティストによる、こどもたちのためのアートツアー Vol.01| 流 麻二果と巡る 『 絵画を抱きしめて Embracing for Painting 』 ― 阿部 未奈子・佐藤 翠・流 麻二果展 ―
2015.10.20
東日本大震災をきっかけに、様々な状況のこどもたちへアートを届ける活動を行ってきた私たち一時画伯の新展開、『こども × アーティスト 一緒に巡るアートツアー』が、始まりました!
記念すべきvol.1は、一時画伯の発起人である流 麻二果が参加していた資生堂ギャラリーでの3人展『絵画を抱きしめて Embracing for Painting』を本人と巡るツアー!
この展覧会は7月から2期にわたって開催されており、9/13にツアーを行ったのは後半の『Part2.絵画に包まれて』。その名の通り、絵だけではない、包まれるような面白い仕掛けが沢山!
地下のギャラリーに降りていく途中、階段から早くも作品が見えてきました。
集まった、5〜9歳の15人のお子さんは「あれはなんだろ!?」と興味津々。
更に階段を下ってギャラリーに降りると、さっき見えた絵の中に入る事が出来る作品でした。
みんなで絵の中に座って、お話をします。
「アーティストってどんなひと?」「私の事だよ!」
「ギャラリーってどんなとこ?」
この展覧会の担当学芸員である資生堂ギャラリーの伊藤賢一朗さんが教えてくれます。
阿部美奈子さんの絵の前で「なにが見えるかな?」
「鏡に描いてある!何に描いてもいいんだね!」
佐藤翠さんの鏡の作品に自分が写ってる!
「どの絵が好きだった?」
「どの色が好きだった?」
「どんなこと考えて絵を描くの?」
みんなで質問しあって、びっくりしたり、不思議だったり、よくわからなかったりもするけれど、ただ観に行くだけじゃない面白さを知ってくれた様子。
美術館やギャラリーに行った事がないお子さんも、行ってもよくわからないままのお子さんも、アーティストと出会って、本人と作品について話せて、「アートってこんなに自由なんだ!」と驚いたという声も聞かれました。
もっともっと、沢山の子どもたちがアートに触れて、興味を持ってくれるように、このツアーは今後も続きます。
ご参加下さったみなさま、ご協力下さった資生堂ギャラリーのみなさま、ありがとうございました!
【今回見学した展覧会】
『絵画を抱きしめて Embracing for Painting』
― 阿部 未奈子・佐藤 翠・流 麻二果展 ―
Part1:『絵画との出会い』:7月31日(金)- 8月23日(日)
Part2:『絵画に包まれて』:8月28日(金)- 9月20日(日)
資生堂ギャラリー