【REPORT】vol.29 渡辺元佳:「みんなの福島空港を観光して たのしもう! 〜ワークショップとARTトロッコツアー〜」@ふくしま おおぞら フェスタ 2016
2016.06.09
vol.29 渡辺元佳:「みんなの福島空港を観光して たのしもう! 〜ワークショップとARTトロッコツアー〜」(@ふくしま おおぞら フェスタ 2016)レポートです。
photo by Katsuhiro Ichikawa
photo by ichijigahaku
「アートフェア東京2016」でのワークショップ(5月14日)が終わったその足で、一時画伯の渡辺元佳ワークショップTEAMは、福島空港へ向かいました!
昨年の夏に、福島空港でワークショップをやらせていただいたご縁。
今回は、福島空港で開催された「ふくしま おおぞら フェスタ2016」(2日目・5月15日)で、アートフェア東京で制作したカラフル・フラッグで、東京〜福島空港を、一時画伯らしく繋ぎます!
「みんなの福島空港を観光して たのしもう! 〜 ワークショップとARTトロッコツアー 〜」は、文字通り、ワークショップ「福島空港を写す思い出カメラを作ろう!」と、ARTトロッコツアー「思い出カメラをもって空色のARTトロッコにのりこもう!」の2部構成。
担当アーティスト・渡辺元佳特製!《記憶の中に保存する「思い出カメラ」》に、ホットボンドで、いろんな素材(革やシール、布、ネジ、コーヒー豆 etc, etc…)をくっつけてカスタマイズするのが、メイン作業です。
このカメラには、フィルムやセンサーが入っていない代わりに、4種類のフィルターが組み込まれています。
実際に写真は撮れないけれど、いつもとは違った目線で、自由な視点で、その瞬間の景色を心の中に残して欲しいという作家の願いが詰まったカメラです。
子どもたちは、ホットボンドと格闘しながら、カスタム作業に没頭!
細やかに几帳面に貼っていくお子さんもいれば、えぇ〜!それをそんな風にくっつけるの〜?と、度肝を抜く発想で作業するお子さんも。
いろんなお子さんがいるけれど、「自由に発想しちゃって!!」が、私たち一時画伯の望むこと。
アーティストやスタッフ、保護者の方がサポートしながらも、子どもたちの発想にあわせるのが基本です。
「思い出カメラ」が出来上がったら、コンテナ・ARTトロッコに乗るため、いざ、エプロン(滑走路周辺にある、飛行機駐機場)へ!
このトロッコ・ドーリーは、荷物運搬用の廃コンテナを、福島空港のANAの方が地元の自動車工場に制作を依頼して出来たもの。
その先頭には、渡辺さんが、自らの彫刻作品を設置して改造した「ARTトロッコ」。
そして、前日のアートフェア東京で、東京近郊の子どもたちが制作した「カラフル・フラッグ」もバッチリ設置!
青空によく映えてます!元気にARTトロッコ・ドーリーを彩ってくれました。
1回目のWSのときは、ドクター・ヘリが。2回目のときは、飛行機(東北FLOWER JET)が視界に入るタイミング♪
photo by ichijigahaku
このワークショップを通して、参加してくれた子どもたちが空港という特別な場所を思いっきり楽しむと同時に、クリエイティブな時間、そして芸術の一端にふれる機会となっていればと願います。
コンテナ改造もワークショップも、そしてトロッコ運行も、いろんなことを含めて空港という場所を存分に使わせていただきました。
参加者の皆さんにはもちろん!、実現に向けて、動いて下さった方々、そして支援して下さった方々、スタッフの皆に改めて感謝申し上げます。
ありがとうございました!