【REPORT】vol.09 山上 渡:魔法の石の物語 〜 南三陸町(宮城県)の小学校にて「Heart on Coin “絆”プロジェクト:絆フェスティバル ひなまつり」 〜
2012.05.23
Heart on Coin“絆”プロジェクトによる「南三陸・絆フェスティバルひなまつり」で開催したもう一つのワークショップは山上 渡(やまかみ わたる)さんによる「魔法の石の物語」。
山上さんには昨年7月のシノノメスタイルで「魔法の杖の物語」というワークショップをお願いしたのも記憶にあたらしい。
今回はどんな魔法が登場するのでしょうか!?
人生のプロセスをメタファーとしているというこのワークショップですが
参加した子どもたちには思いのまま楽しんでもらって、
わずかでも何か感じてもらえたらという山上さんの想いが込められています。
まずは「石が生まれる」。
段ボールをでどんな石を作ろうかな。
ぐちゃぐちゃにしてみたり、被ってみたり(笑)。
全身で固い段ボールに立ち向かい、
ガムテープで石の形に固めていきます。
石らしくなってきた!
のりで新聞紙をペタペタ貼っていきます。
もうこの頃にはみんな夢中で取り組んでいます。
手や足がのりでべたべたになってもおかまいなし!
のりが乾くのを待ってから、
「自分の石にふさわしい色」を選んで塗ります。
思い思いに、いくつもの色を混ぜたり、重ねてみたり。
このときも、多くのお友達が色をつくったり色をのせたりすることに夢中で、手足や洋服の汚れなんか気にせず、生き生きと刷毛や筆を手にしていました。
最終的には、ごつごつした雰囲気のある石や、キラキラ輝くような石、ポップな色あいの石、
キュートなドット柄や、とてもシックで繊細なグラデーションが描かれた石など、お友達の数だけいろんな種類の石が現れました。
石にのせた色が乾くのを待つ間、「石が増殖する」ってどんな事だろうって語ったり。
どうやって「石が結びつながっていく」んだろうって考えながら、みんなで石を積み重ねていく。
石は色んな大きさや形が違っていて、なかなかうまく積み上がらない。
でも、みんなで工夫して支え合って、積み上げていく。そっと、そおーっと。
「重ねよう」というみんなの思いと力を合わせて。
出来た!一緒に積んだみんなでポーズ!
クライマックスは「石がバラバラになる」。
みんなで石に突進!
そして、自分の石を見つけて「石はみんなのもとに帰っていく」のです。
事前準備、現地とのやりとり、全てを担って下さった関西学院大学 Heart on Coin”絆”プロジェクトのみなさまのご協力がなければ、実現出来ませんでした。
主催の国際協力アカデミーひろしまのみなさまにも御礼申し上げます。
感謝の気持ちは、ご協力頂いたみなさま全てへ。
—会場を提供して下さった南三陸伊里前小学校のみなさま
—イベントをご支援頂いた赤い羽根協力募金と西宮教育委員会
—ワークショップはもちろん、準備・買い出し・運転など「仲間」として動いてくれた
担当アーティストの山上くん
—スタッフとして現地入りしてくれた一時画伯スタッフのさくらさん、潤子さん、はなちゃん
—いつもお手伝いありがとうございます宮城大学のART STANDARD.のみなさん
—宮城大学からは竹内 泰先生や岩城くんを始めたくさんご参加頂きました
—桜ライン311プロジェクトから清水敏男先生率いる学習院女子大学のみなさんにも
当日お手伝い頂きました
—画材を安くご提供頂いたターナー色彩株式会社さま
—倉庫のご提供をはじめ、いつも多方面のご協力をいただいている醍醐ビル株式会社さま
本当にご協力ありがとうございました!!
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