【REPORT】vol.01 流 麻二果:つむごう
2011.04.09
【written by 流 麻二果(美術家・一時画伯発起人)】
この「一時画伯」、どのように最初の一歩を踏み出せばいいのか。
考えているだけでは進みません。
と思っていた矢先、
今回「Art for Tomorrow」でワークショップさせて頂く事が急に決まりました。
この機会を下さったJAPAN ART DONATIONに大変感謝しております。
更にありがたい事に、
私があげた狼煙に反応して心強い人々が一緒に動き出してくれました。
仕事の合間をぬって沢山のメールを交わし、書類を仕上げ、
買い出しやリサーチにあちこち走り回り、
数人だけで一週間で立ち上げまでこぎ着けました。
当日も沢山のスタッフが動きまくってくれました。
それゆえの涙のミーティング、忘れがたい日でした。
お子さんに集まってもらうには告知の時間が全然足りなかったのですが、
それでも午前&午後とも、用意した遊び場を埋め尽くす熱気となりました。
画伯達の真剣なまなざしには、私も負けそうです。
展覧会を観に来ていた人達も、ただならぬこの熱気を感じていました。
津波と瓦礫を描いた子もいました。
気がすむまで、ずーっと絵具を塗り込めて。
吐き出す事で嫌な記憶と折り合いをつけようとしている。
私たちも一緒になって塗りたくりました。
でも、色って美しいのです。
どんなに塗りたくっても、光を通せばきれいな色があらわれる。
みんながトレーシングペーパーに描いたそれぞれの絵を、重ねて窓に貼りました。
色が、模様が、描いたものが重なってまた新しい姿になる。
そういう楽しさを知ってもらえたらと思います。
初回という事もあって至らぬところも多く、
ご迷惑をおかけした方すみません。
その反省を次につなげます!
参加して下さったみなさま、お手伝いしてくださったみなさま、
ほんとうにありがとうございました。
もっともっと沢山の画伯と出会わなければ!
(流)